Cache Connectでは、TimesTenデータ・ストア内にキャッシュ・グループを作成してOracleデータをキャッシュできます。キャッシュ・グループを作成すると、単一のOracle表または関連する一連のOracle表をキャッシュできます。TimesTenでキャッシュするOracleデータは、Oracle表のすべての行および列、または行および列のサブセットで構成できます。
Cache Connectでは、次の機能をサポートしています。
TimesTenキャッシュ・グループにキャッシュされるOracle表は、実表と呼ばれます。TimesTen Data Managerは、キャッシュ・グループの作成、キャッシュ・グループとOracleデータベース間の更新の伝播など、すべての同期キャッシュ・グループ処理をOracleと対話して行います。キャッシュ・エージェントと呼ばれるTimesTenプロセスは、キャッシュ・グループへのデータのロード、Oracleデータベースからキャッシュ・グループへのデータの手動リフレッシュ、キャッシュのエージング、Oracleデータベースからキャッシュ・グループへのデータの自動リフレッシュなどの非同期キャッシュ処理を実行します。
図9.1 Cache Connectキャッシュ・グループ
キャッシュ・グループの作成と変更は、ブラウザ・ベースのCache AdministratorまたはSQL文で実行できます。詳細は、『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』を参照してください。